片づけ倶楽部 リコ

心地よい住まいへ

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地震レポ 《後片づけついでに、いらないモノ処分》  

地震のこと、続きです。

前回の記事をアップした後、地区の集まりがありました。
話題は地震の情報交換でもちきりに。
隣の地区では地盤が隆起した場所もあり、数日断水していたらしいです。
その地区の方でしょうか、物が散乱して住める状態ではないのに保険会社の査定を待たされ、片づけることもできずにホテル住まいされているとか。
この地区の方たちもとりあえず住めるようにしたけれど、10日経ってもそのままの部屋があると話す人も多かったですね。
割れた食器が段ボール箱に数箱になったと嘆かれる方もおり、それに比べたら我が家は半日ちょっとで後片づけが終わる程度で、大したことなくてよかったと改めて思いました。


自宅で壊れたものは、前回お話しした衣類乾燥機と鏡、それからケメックスのコーヒーサーバー、ティーポット、テラコッタの生姜入れ、取り皿が3枚とガラスの風鈴です。

ケメックスのコーヒーサーバー(家育て11/02/23)は、先々週オープンした東急ハンズで即刻再購入しました。
20年近く愛用していますが、これで4代目。ロングライフデザイン、ありがたい。

ティーポットは、注ぎ口を接着剤で補修して使っていたので、もう直さないで選手交代していただきます。
ボーンチャイナでほっこりしたかんじのが欲しいな~(*^_^*)
次の出会いをゆっくり待ちましょう。

生姜入れ(家育て11/07/14)は20年ぐらい使っていました。
同じテラコッタで、もう一回り大きいものを探します。

富良野で買った風鈴(家育て12/11/17)はちょっと残念。
補修して使おうかと、破片を集めてあります。

取り皿は、大勢の来客用に同じものが30枚近くあったので、問題なし。

割れたものは出しっぱなしで使っていた物がほとんどです。
食器棚のものは扉の耐震ロックが効き飛び出したりせず、食器が中で転がっただけで割れてはいませんでした。砂糖壺がひっくり返り、棚が砂糖だらけになっただけで済んでいます。
でも…、
耐震ロックは上の段だけなんです。下の扉が開いていなかったのがこれまた不思議。
下の方がたくさん入っていましたからね。


カップボード
以前紹介したカップボードです(家育て12/06/30)

耐震ロック
耐震ロックが効いているところ
勢いよく扉が開くとツメが飛び出し、ロックがかかる仕組み
日頃荒っぽい私は、勢いよく扉を開けてはコレにガツンと引っかかっていました
内心ジャマに思うこともありましたが、付いててよかった!ジャマにしてごめんm(_ _)m


壊れたものは少なかったものの、前回お見せした写真のように物が散乱しぐちゃぐちゃになったのは、実は申し訳ないぐらい夫の物ばかりだったのです。
夫は趣味の音楽に関する物はなにがなんでも捨てません。わたしの方で整理整頓して収納していたのでなんとか片づいて見えてましたが、それらは増える一方でもう限界でした。

夫と一緒に黙ってその惨状を見ていましたら(若干プレッシャー目線をおくりつつ)、
「ワカリマシタっ!ステマスっ!」と夫がついに宣言してくれたので、機を得たり~、とばかりに片づけフィーバーが巻き起こり、後片付けをしながら一気に色々なものを捨てていただきました~(^_^)v


音楽雑誌数十冊(昭和54年発行のもアリ!)、単行本と合わせて本を100冊ぐらい

数十本ある音楽ビデオテープ全部(実はデッキもまだある!)

20代の頃アマチュアバンドで使っていたマイクとアンプ(またバンドやるからって、ヤルヤル詐欺?)

初ボーナスで買ったラジカセ(35年前!)

高校時代に使っていた一眼レフカメラ2機(私も青春時代の思い出 Nikon のニコマートは40年もの?)

その他もろもろ。
私が音楽雑誌をヒモで括るのを手伝おうとすると、
「いいよ、自分でやる。
いままでありがとうございました!」
とちょっとウルウルしながらお別れしてました(*^_^*)

そして夫に捨ててもらうだけでなく、実は今まで捨てられなかった自分のもの、
主には建築の仕事で使っていたサンプル類をガッサリ一緒に捨て、スッキリです!
※産業廃棄物扱いなので指定業者さんに持ち込み(処分費有料)

地震被害-1
後片づけをしながら仕分けした不用品
棚に戻す時に捨てるものと残すものを仕分けすれば一石二鳥というもの
むしろ物が減って後片づけがラク!
左上の木箱はアパート時代に私がつくったもので、本がなくなったので容れ物ごと処分です
黒いファイバーボックスも4つぐらい処分しました
クライアントさんのサポートでもそうですけど、片づけると収納グッズがいらなくなります
この他に不燃のゴミ袋30リットルに二袋ぐらい、だったかな?



ひどいことになったのは夫の物ばかりで「申し訳ない」、とつい胸によぎったのは、やっぱりいらない物は捨てようと上手に促していればよかったと思ったからでした。
増え過ぎた物を収納するため、棚の上に棚を重ね、無理な収納をしていたのでこんなに酷いことになってしまったのです。
片づけサポーター、大反省(>_<)

片づけのクライアントさんからも、地震の直後に「片づけしてよかった」とメールをいただきました。
「片づけ」は災害の備えになることを自ら体験することができ、本当に良かったと思います。



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地震レポ 《災害への備えと片づけ》  

先週の長野県北部地震、すごかったですね!
皆さんがお住いの地域では、被害などありませんでしたでしょうか。

飯綱の自宅では壁に亀裂が入り、家具が倒れるなどしました。
近所のお宅ではピアノが跳ねたそうです!
震源地から15kmの戸隠でも震度6弱を観測しているので、震源地から約20kmの飯綱(上ケ屋)もそれに近い揺れだったのではないでしょうか。


地震が起きた時私は入浴中で、シャンプーをシャワーで流していたために家具が倒れる音が聞こえず、なんかゆらゆらしてるなぁ、お酒を飲み過ぎたのかなぁと思った瞬間、浴槽のお湯が大きく波打って溢れだしそうになりました。
慌ててお風呂から出てきて「今の地震なの?」と夫に聞くと、ソファーでうたた寝してたらしく「そうみたいだね」って寝ぼけた返事。
なんだたいしたことなかったのか、と思って部屋を見ると、軽い家具は倒れキッチンの引き出しは全部飛び出て、扉のない棚の物はほとんど落ち、壁に亀裂が入っているではないか!
びっくりしちゃったもぉー!
とにかく着替えなくてはと二階に上がったらもっとびっくり、本棚が倒れて床に本がぶちまけられ、幅3m高さ2mもある連結されたタンスが10cmも動いています。

地震被害-2

停電しなかったことが不思議なくらいの状況でした。
その見事な有様を見てよくぞこんなにとしばし呆れましたが、揺れをあまり感じなかったのにこの状態ということは、今の揺れが予兆で、この後本震が来てもっと酷いことに、もしや倒壊かと思った時に緊張が走りました。
お陰様で心配したような余震はなく、棲み人ふたりと猫一匹は大過なく過ごしています。

地震や自然災害のニュースを見ていると、被災された方々が「まさかこんな災害に見舞われるとは」とよく口にされますよね。
そのような言葉を耳にするたび、災害は自分の身にも起こるものだ、備えをしなければとは思うものの、実際に体験すると「まさか・・・」という言葉が口をついて出てきてしまいました。
余震によるさらなる被害に備え、避難の準備をしようと災害用持ち出し袋を開けてみれば、何に使うのかわからない物も出てくる始末。
恥ずかしながら心の備えも物の備えも全くできていなかったことが判明し、この程度の被害で本当によかったと胸をなでおろしています。
家が全半壊した場合、ライフラインはとまったが家が無事の場合、といったように、災害への備えは現実的で具体的に想定したものでなければ、気休めにもならないことを痛感させられました。


こうして備えは不十分だったものの、不思議なことに壊れたものはあまりないのです。

棚から物が「落ちる」といってもただ上から下にではなく、まるで棚から発射されたかのように1m以上も吹っ飛ばされていました。地震のエネルギー、すさまじい!
停電してもすぐ手が届くように工夫して置いたはずの懐中電灯も、どこかに飛ばされてしまい見つかりません。
そんな状況なのに、部屋のいたるところに飾っていたガラスの置物はなにひとつ割れておらず、高さ1m以上から落ちたワイングラス、ガラスのセード、一升瓶も無傷で、状況からするといずれもどこかにワンクッションして落ちたのではないかと思われます。
洗面所にあった学生時代から使っている鏡なんかは、枠が壊れているのに鏡は割れていません。
キッチンの調味料棚から落ちた醤油差しが、振動で開いた引出しのしかもトレーの中に転がり、そこでお行儀よく醤油をおもらししているのを発見した時は、思わず笑ってしまいました。
一番大きな被害は衣類乾燥機で、扉が割れ外枠がベコベコになりましたが、30年も使って買い替えを検討していたので、これを機に引退となりました。

地震被害-3

地震の後片付けをしながら、いったいどうやって落ちたらこんなにも壊れないものなのかと考えていて、はっと気づいたことがあります。

危険が回避されたのは、片づけの際に施した風水的処置のおかげだったのです。
また、片づけプライベートレッスン中のクライアントさんから地震の直後にメールをいただき、被害を心配してくださるとともに「片づけしていてよかった」とメッセージが添えてあり、片づけは災害への備えになることを強く実感しました。
ぐちゃぐちゃになった部屋の後片付けも、半日ちょっとで終わりましたし。
また、どんな収納方法が危険かも、よぉぉーーくわかりました!

ものすごくリアルな災害訓練を経験させていただいたような気がします。
百聞は一見に如かずといいますが、まさに、本やニュースでいくら知識を得ても、この目と体と心で経験したことにはかないません。
今後の片づけサポートに生かしていきまっせーp(*^o^*)q



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ごみのゆくえ(4)  

昨日は、「リコの片づけレッスン第3回」の最終日でした。
最終日は受講生さんを自宅にお招きし、モノの配置と収納の工夫を見学していただきました。

受講生さんの感想を伺ううちに、はたと気づいたことがふたつあります。

ひとつは、最近始末に困るような頂き物が来なくなったことと、もうひとつは、我が家のごみが極端に少ない理由です。

夫婦二人の暮らしで出るごみは、
可燃ごみが月に一袋強、
廃プラ(プラスチック製容器包装)が月に一袋強、
ビン・ペットボトルは2か月に1回ぐらい出しに行くかな?
不燃ごみが3~4か月に一袋(または1個)ぐらいです。
カン(金属)・紙類は、お金になる資源として近所の小学校に提供しています。
  ☆ただいま記録を取っている最中で、まだ正確ではありません
  ☆1年間記録したら、改めて公表します

住まいの全片づけを進めていた頃は、半年に軽トラ2~3台分も不用なモノを捨てました。
ごみの減量化が進められている昨今、心苦しいものがありましたが、放っておいてもいつかはごみですから、自分の手できちんと処分することが大事だろうと考えました。

住まいの全片づけとはつまり、自分の持ち物の全てに対し、「いる・いらない」、「使う・使わない」、「残す・捨てる」の判断をすることと捉えています。
それを進めるうちに、自分(と家族)にとって、本当に必要なモノの質と量が明確に判ってきました。
それは同時にいらないモノも判るわけで、だんだん自分の「モノを持つ基準」と、「モノとの付き合い方」がシンプルになってきました。

家にあるモノはすべて、必ず自分(または家族)が持ち込んだもので、モノの方が歩いてやってきたわけではありません。
自分の「モノを持つ基準」と、「モノとの付き合い方」がシンプルになってくると、余計なモノが家に入る余地さえなくなってきて、入ってくるモノがないのだから出ていくモノ(ごみ)もなくなるもんなのだな~、と他人事のように感心していました。

それにしても可燃ごみが、月に一袋強とは・・・。
我ながらホントかなと思ってしばらくカレンダーに記録してみたら、(今のところ)やはりそのくらいでした。
  ☆生ごみの臭いはどうするんだ、というご意見ありそうですが、対策を取っています

前置きが長くなりましたが、受講生さんとお話ししていて、その極端とも思える少なさの原因が判明したわけです。

可燃ごみが少ないのは、とことん分別しているからなのでした。

以前の記事に書いたことがありますが、長野市清掃センターに持ち込まれる家庭ごみの「可燃ごみ」中に、混入された「紙類(資源)」は12.6%、「廃プラ(資源)」が4.8%です(H21~23年平均)。
つまり、可燃ごみの内17.4%は再生可能な「資源」であり、分別せずに可燃ごみに混入された事によって、資源が焼却処分されているのです。
☆過去記事 ⇒ ごみのゆくえ(1) / ごみのゆくえ(2) / ごみのゆくえ(3)

ティッシュの箱、レトルト食品や調味料の外箱、トイレットペーパーの芯、化粧品や薬の注意書き、公共料金の請求書に入っているDM、お知らせのプリント、手紙の書き損じ、小さなメモ紙、洋服の小さなタグ、などなどを私が分別しているのを見て、「それどうするんですか?」と、本当に不思議そうに訊かれて、こちらの方が驚いてしまいました。

で、
わがやの「可燃ごみ」が自分でも不思議なくらい少ないのは、分別をしているからなんだな、つまり、平均的な住まいより、可燃ごみが約17%少なくなるのだということに気づきました。

長野市では、「可燃ごみ」と「廃プラ」が同じ日に収集されるので、それらを出すために月に約1回しか集積所へ行かなくてもいい、・・・らくちんです。
  ※プラス、ビン、ペットボトル、不燃で月に1回ぐらい

パントリー
   パントリーの中です
   左の壁に掛けてあるショッピング紙バックが「その他の古紙」入れです
   キッチン脇にあるこのパントリーは、家のほぼ中心に、また動線の集中する場所に位置するため
   不用になった小さな紙をここに持ってくるのは、苦ではありません
    ☆パントリーの記事はこちら ⇒ (家育て12/06/12)



「ごみの分別」と呼ぶから、イヤ~なカンジがするのでは、とも思います。
「資源の分別」と、呼び方を変えたらどうなのかな?

「ごみ」もひとつの「モノ」ですから、ごみさんとのお付き合いも楽しくね (*^_^*)


もう一つ気づいた「頂き物」については、
長くなりましたのでまた次回に!




<追記>―――――――――――――――――――――――――――――――――

我が家から出るゴミ(袋)の量が少ない理由を、もう少し補足します。
紙類と廃プラ(プラスチック製容器包装)は、どちらかというと軽さの割に体積がある「かさばるごみ」ですよね。
そのかさばるものが「可燃ごみ」に混じっていないため、「排出するごみのかさ(袋の数)」が少なくなるのです。
その分、ごみ袋自体はけっこう重くなります。

つまり、
「容積(かさ;袋の数)」は、感覚でいうと半分ぐらいに減っていますが、
「重さ」でみたら約17%程度減、になるのでは、と思います。

「ごみの排出量」のデータは、容積(ごみ袋の数)ではなく、総重量で計測されたものです。
ですから、「ごみの減量化」に支点を置くならば、「分別」だけではなく、「生ごみの自家処理」などが必要になってくるでしょう。





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ごみのゆくえ(3)  

長野市清掃センター(ごみ処理場)見学レポートの続きです。
分別が解りにくい「廃プラ(プラスチック製容器包装)」を少し解説してみたいと思います。
「廃プラ」はごみではなく、「リサイクルされる資源」だということ。

分別して収集された廃プラは、入札で決まった民間のリサイクル事業者が引き取ります。
今年度は富山県にある再生工場が、フォークリフトでの荷物の運搬に使う「パレット」に再製品化しています。
「パレット」の他には、屋外用のベンチやテーブル、茶臼山公園の手すりやガードレールになったこともあるそう。
廃プラを再製品化する技術は民間が開発し、自治体は収集した廃プラを資源として提供しています。
提供した廃プラの中に不適物が含まれていたり、汚れが多くて再生が困難な場合は、再生事業者からの評価が下がってしまうそうです。
今のところ長野市はAランクで、問題はないということでした。
このランクが下がると、入札してくれる事業者がなくなってしまうので、廃プラの分別はよく理解してやらないと。

さてその「不適物」とは?

その前に、長野市の指定ごみ袋が有料化(処理手数料付加)されて3年経ちました。
可燃ごみ用と不燃ごみ用は、袋代に処理手数料を合わせた額でお店に売られています。
廃プラ用の黄色い指定袋は、手数料のない「袋代」だけですよね。

それは商品を製造する企業が、販売するために使う「プラスチック容器包装」材のリサイクルにかかる費用の一部を、委託料として国(が指定する法人)に納めているので、消費者である私たちはその費用を負担しなくてよいからなのです。
企業側に負担していただくことで、商品の過剰包装を抑制し、ごみの元を減らす効果もあるかもしれません。

家庭から出るごみの内、商品の容器と包装材が占める割合は60%以上!!!なんだとか。
(お鍋を持ってお豆腐を買いに行っていた時代には、もう戻れないのか・・・)
60%のうちの3分の2がプラスチック容器(ペットボトルと廃プラ)で、家庭ごみ全体の40%以上です。
残り3分の1は、ビン、カン、紙(包装紙や紙バック)で、こちらの分別はもう習慣化されていますね。
※データは容器包装リサイクル法制定当時のもので、その後簡易包装やエコバックの意識も高まっているので、現在はもっと低いかもしれません

「廃プラ」を分別せずに、可燃ごみと一緒に焼却してしまったら、それこそもったいな~い。

廃プラの中に混入された「不適物」に話は戻ります。
せっかく良くできた循環の仕組みがあるのに、よく理解できないだけで分別が進まなかったら、これももったいな~い。
「不適物」の解りやすいところでは、プラスチックではない、紙やカン、ビンの容器ですが、解りにくいのは、「プラスチック『製品(商品)』」と「プラスチック『容器』」の違いです。
例えば、CDの本体とケースは「商品」なので、不燃物に分別され、それを包装していた薄い外装フィルムが「廃プラ」になります。
やっぱりややこしい?
「プラスチック」というと、タッパーのような固いものを想像してしまいますが、包装材としてはナイロン、ビニール、ポリエチレンなどの薄いフィルム状のものも多いです。

「廃プラ」の分別とリサイクルの仕組みが、ごみを減量化しよう、そのためにはごみの内60%も占めている商品の包装材をなんとか減らそう、という発想から始まったことをご理解いただけるといいのですが。

廃プラに混入している「容器」ではない「製品」などの不適物は、人の手で取り除かれているのです。
たいへんです。
暑い夏には、ひどい臭いがすると思います。
だから食品のトレーなどは、腐敗して臭いが出ない程度に、汚れを落としておかなければいけないのですね。

清掃センター-2
見学した時は、その日の作業は終了していました。
収集された廃プラから不適物を選別するため、まず破袋機で袋を破き、黒いベルトコンベアに載せられて流れてきます。
コンベアの両脇に作業員の方が立ち、手作業で不適物を取り除きます。

清掃センター-1
取り除かれた不適物は、この異物シュートに落とされます。
ブルーシートやペットボトル、食品(生ごみ)が入っていました。

清掃センター-3
不適物を取り除かれた廃プラは、1m四方のベールに圧縮・梱包され、
再生事業者さんが引き取りに来るのを待っています。
ベールの重さは、ひとつ300㎏。



category: 片づけラボ

ごみのゆくえ(2)  

片づけレッスンの資料を作るために「ごみの分別」を整理していて、はた、と気づいたことがありました。
これは「ごみの分別」ではなく、「モノの分別」なのだと。

いらなくなったモノを廃棄しようとしたとき、
そのモノは資源になるモノなのか、資源にならないモノなのか分けることが「分別」です。
つまり分別している段階ではそれは「ごみ」ではなく、まだ一つの「モノ」であり、「資源にならないモノ」だけが「ごみ」と呼んでいいモノです。

「ごみ」といっしょくたに呼んで「ごみ集積所」に出していますが、分別されたカン、ビン、ペットボトル、紙、廃プラスチック(容器包装)、枝葉は(以上長野市の分別)、リサイクルされ、違う製品になり、また自分の元に帰ってくる、それはごみではなく資源なのです。

先日長野市清掃センターを見学し、自分が出したごみのゆくえを確かめてきました。
 ※前回のエントリー「ごみのゆくえ(1)」の続きです

資源にならないモノのうち、「可燃ごみ」は焼却され、その「灰」は埋め立てられます。
限りなく小さくなるとはいえ、すっかり消えて無くなるわけではありませんでした。

また焼却することのできない「不燃ごみ」はどうなるかというと、回収した「不燃ごみ」の中から、ガスボンベといったような不適物を目視で取り除いてから、全てを回転式破砕機で細かく破砕します。
そして破砕されたごみを選別機にかけ、その中から資源になる鉄とアルミを取り除き、それらはリサイクルへ送り、可燃物は焼却施設に送り、そしてその灰は埋め立てられます。
リサイクルも焼却もできない「破砕残渣(ざんさ)」はそのまま埋め立てられます。
破砕残渣となるものは、主にプラスチックや陶器などです。

ひとつわたしの疑問が解決したのは、この不燃ごみの処理の仕方でした。
例えば、キッチンの家電棚を廃棄しようとしたときに、できるだけ分解して金属部(不燃)、プラスチックの引き出し(不燃)、木部(可燃)、に分けて集積所に出したのですが、とても手間がかかりました。
 ※ごみ排出のルールにそうやって出しなさいとは書かれていないのですが、ためしにやってみました
『分解しきれずに、木部と金属やゴムが一体となっている製品はどうなるんだろう、この金属はこのまま埋め立てられて再生されることはないのだろうか?』そんな風に思っていたのですが、ちゃんとリサイクルできる金属は取り出され、焼却できるものは焼却され小さくして、処理されていたのですね。

※この処理の仕方は自治体が持つ処分場のタイプや能力によって違っていて、プラスチック製品は粉砕せずそのまま埋め立てるという自治体もあります。

平成23年度の調査データでは、可燃ごみに混入された資源物の、全体に占める割合は17.4%でした。
(可燃ごみとして出されたごみの内、約23%は資源物)
その内訳は、紙類が12.6%、廃プラスチックが4.8%です。
きちんと分別されて出されている、紙類の全体に占める割合は6.9%、廃プラスチックは3.1%ですから、分別は半分もされていないということですね。
平成19年度の調査では、可燃ごみへの混入率は23.8%だったので、分別意識が浸透してはいるようですが。

「混ぜればごみ、分ければ資源」の通り、可燃ごみから『リサイクルできる資源』をできるだけ分別すれば、埋立地行きの焼却灰は減り、そしてなおかつ限りある資源が有効活用されるのです。

紙類のうち、新聞、雑誌、段ボールは良く分別されているのですが、「その他古紙(長野市の分別)」の分別がなかなか進まないようです。
封筒、DM、包装紙、ティッシュの箱、トイレットペーパーの芯、ちょっとしたメモ用紙やタグ、スナック菓子の空き箱、紙という紙は、どんどん分別しましょう。

そして、一番分別が理解されていないと感じるのは、「廃プラスチック(プラスチック製容器包装)」です。
よく勘違いされるのは、「プラスチック製容器包装」と、「プラスチック製品」の違いです。
それは、この分別の成り立ちが分かると理解しやすいと思います。
「廃プラ」の分別が始まったのは、1997年に施行された「容器包装リサイクル法」と、2000年に施行された「循環型社会形成推進基本法(容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律)」によって・・・・、
なんて生真面目に解説するとややこしさが増すばかりなので、この点はまた改めて。


さて下の写真は、焼却灰と破砕残渣が埋め立てられている最終処分場です。
オリンピック道路の小松原トンネルを抜けて、すぐ左の山道を少し登ったところにあります。

清掃センター-4
   長野市不燃物最終処分場天狗沢埋立地(長野市篠ノ井小松原)
   date:2012/05/30

わたし「わぁ~、広~い!」
処分場の中村さん「そうですか・・・・・」
わ「どれくらいの容量なんですかぁ?」
中「285,000立米です」
わ「ふぅぅぅん(????)」見当つかず
中「平成25年3月でここは一杯になります」
わ「・・・・・えっ、それって来年、あと1年もないの?その後はどこに埋め立てるんですか?」
中「まだ場所さえ決まっていません。候補は上がっても地権者の了承が得られないのです」

月2回届く市の広報紙をロクに見もしないわたしは、そのことを知りませんでした。
1時間ぐらい中村さんに案内をしていただいたのですが、その間にも何台かダンプカーで、残渣と灰が運ばれてきました。
燃やして灰になったとはいえ、可燃ごみは完全に消えてなくなったわけではないんだ。
まして不燃ごみが自然に還るのはいったい何年後?

牛や豚が屠殺されるところを見たことがないように、自分が出したごみがどこに行くのかもちっともわかっていませんでした。
うんちもあっという間に水で流され、なかったことにしてしまえます。
それはまるで、無菌室で暮らしているみたいだ。

清潔で、快適で、便利な生活の下支えになっているものを見れて、よかったです。

清潔で、快適で、便利な生活は、なにかの犠牲なしにはあり得ないということ、ほとんど忘れかけていたそのことを、思い出しました。



category: 片づけラボ

ごみのゆくえ(1)  

片づけをしていて、ずっと気になっていることがありました。
それは、大量に出したごみがどうなっていくのか、ということ。

集中して片づけをすると、一時的に大量のごみが出てしまいます。
ごみの減量化が社会問題となっている昨今、それは心苦しいものがあります。
だからといって、いらないモノを抱え込んでいても、自分が死んだときにそれらは一気に結局ゴミになります。
死んで誰かに自分のごみを委ねたくない。生きているうちにちゃんと自分で処分したいと思います。
片づけレッスンの受講生さん達ともそんなお話をしていて、「明るい死に支度」だねと笑いあいました。

自分の家でもサポーターに伺うクライアントさんの家でも、ごみを大量に出してしまう分、分別には気を使っているつもりでした。
しかしそれが自己流になっていないか、また出したごみはどのように処理されているのか、ここできちんと知っておきたいと思い、「長野市清掃センター(ごみ処理施設)」へ、先日見学に行ってきました。
先日といっても、もう5月30日のことです。ブログが日記だということを無視して更新中です。

見学は自分自身のためであり、また片づけレッスンでも講習に盛り込む必要を感じてのことでした。
それはこんなことがあったからです。

「片づかなくて誰も呼べない、ひどいことになっているんです~(>_<)」と片づけサポーターの要請を戴きました。
モノが溢れているんだろうな、と覚悟しつつおじゃますると、まるで引っ越してきたばかりのように何もないお住まいでした。
いったいどこを片づけるのか、このままでいいのでは・・・。
でもどことなく空気がよどんだような不快感が漂っています。モノがないのにすっきり感もない。
不思議でした。
現況調査をするうちに、その不快感の二つの原因がわかりました。
ひとつは、建築の不備からくるもので(詳しくは書きません)、家具の配置を整えることで、修正しました。
もう一つの原因は、階段下の収納に出しそびれているごみが大量に押し込まれていたことでした。
聞けば、お住まいの自治体のごみの分別がとても複雑で、よく理解しておらず、お姑さんにまかせっきり、そのお姑さんもかなり自己流で分別している様子。
そこで、ごみの分別というものをレクチャーし、まずは役場に行って自治体の「分別ガイド」を手に入れてくださいとお願いしました。
その方はすぐそれを実行してくださり、数日後のお電話で、
「何もわかっていませんでした。でももう大丈夫、ガイドは全部読みました。これからきちんきちんと出します」と。
1カ月後の訪問では、ごみ出しが順調に行われていて、階段下のごみはほとんどなくなったので、そこを家庭内のごみ分別センターにしました。
お台所にも、おっくうがらずに分別が簡単にできる工夫を施しました。

滞りなく、いらないモノが家から出ていく道筋を作ることも大切なことです。

片づけに悩む方はたいてい、「モノが捨てられない」とおっしゃいます。
それは、「心理的にモノを手放せない」のだと考えていました。
しかしこの方のように、「物理的にモノの棄て方(廃棄)」が分からないことも問題なのだと知り、レッスンの講習に加える必要性を感じ、清掃センターへ見学に行ってきたのでした。

見学はとても面白かったです。
わたし一人のために、半日案内してくださり、ありがたかったです。
見学に先立つ事前講習では、100人ぐらい入りそうな研修室で一人講習を受けました。

ごみの分別の疑問が解決しました。
行政の努力もよく分かりました。何より、分別の必要性がよく理解できました。


清掃センター-5
   巨大な可燃ごみ処理ピット
   大きすぎて、かえって写真では普通のUFOキャッチャーに見えます
   ここで一旦450tのごみを撹拌し、燃焼施設へ送り込む
   date:2012/05/30


見学のレポートは次回のエントリーに書きます。





category: 片づけラボ

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